夕空の太陽柱と、貯水が減ってきたダム
2016-08-14


禺画像] 昨夜から今朝にかけても前夜同様曇っていました。今日午前中は青空の広がる時間もありましたが、太陽観察用の望遠鏡がやっと向けられる昼頃からまた雲が多くなり、結局太陽観察は欠測となりました。今週は曇りや雨の傾向が強まりそうです。

日没の1時間前ごろ、何度目かの空を仰ぎました。かなり夕方が早く感じ、金色に染まる夕焼けに秋を感じます。雲間から薄明光線が何十本となく飛び出し、美しい夕景を演出していました(左画像)。日中にも薄明光線のほか、淡い内暈も見えていました。

この画像撮影の5分ほど前には太陽柱も見えました(下画像)。ちょうど上の雲から出てきたところだったのですが、太陽下方にのびる太陽柱がはっきり見えました。太陽柱は上下に伸びており、写真にすると太陽そのものが縦長の楕円に写ります。これは実際の太陽が伸びるのではなく、太陽至近の太陽柱が眩しいために、太陽そのもの(露出オーバー)と混然一体になってしまうからです。(露出を切り詰めるとカラクリが分かります。)下右画像は太陽が雲に隠れた瞬間に撮ったもの。上に伸びる太陽柱が分かりますね。


【利根川上流8ダムの貯水状況・2016年8月14日15:00現在】
場所 貯水量
(万m3)
貯水率
(%)
0:00からの
変化
下久保ダム 4051.7 47.67 0.38%↓
矢木沢ダム 5077.4 43.96 0.34%↑
奈良俣ダム 4388.7 60.95 1.44%↓
草木ダム 2914.3 95.55 0.12%↑
藤原ダム 1274.4 86.75 2.92%↓
渡良瀬貯水池 1181.9 96.88 1.04%↓
相俣ダム 732.3 69.08 3.70%↓
薗原ダム 129.9 43.30 5.37%↓
8ダム合計 19750.6 57.50
(対平年値:70.37%)
0.59%↓

当地・茨城は全てのアメダスポイントで日最高気温が30度未満という涼しさでした。うーん、これくらいの陽気だととても過ごしやすいですね。気象庁の観測によると、真夏日(30度以上)のところは全国で539地点、35度以上の猛暑日となったのは129地点(17:00現在)でした。やはり西日本のほうが暑い傾向です。

利根川ダム統合管理事務所発表、今日15時現在の利根川上流8ダムの貯水状況は右表の通り。8ダム合計貯水量は8月3日以降2億m3を越えていましたが、今日からまた下回り始めました。ですのでしばらくブログにデータをメモします。
禺画像] 左図は同管理事務所による8ダム合計水位の推移グラフ。8月に入ってダム状況はあまり話題に出なくなってますが、決して「既に解決した問題」ではないでしょう。

下表は同管理事務所がサイトに出している流域降水量推移を8月分までまとめ直したもの。比較として渇水のあった1994年、1996年、2013年も併記してあります。5月以降は平年と比べて、他の比較年に引けを取らない低さですね。2016年8月は14日0時までのデータですが、月の半分まで来たのにまだ平年の3.5割ほどですから足りません。本日発生した台風7号

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