禺画像] まさか今夜は晴れないだろうと思っていたら、22日の夜半前頃から頭上に煌々とした満月が見え始めていました。今夜は今年最後の満月。これはひょっとしたら観察できるかもと望遠鏡を早めに用意しました。
正確な満月の瞬間は23日2:48:38JST頃です。この時間にまた曇ってしまう可能性もあったので、1時間ほど前の晴れ渡っている内に一度撮影しておきました。案の定該当時刻前から雲が湧いてしまいましたが、その約3分後、奇跡的な晴れ間がやって来ました。左画像はそのわずか1分ほどの雲間に撮影した満月。太陽黄経差180.025°、撮影高度は約45.3°、月齢15.44です。
「クリスマス満月」には少し早かったですが、平成天皇が自身の元号で迎える最後の誕生日に満月になるとは、奇跡というより運命的なものを感じます。来年2019年は天皇誕生日がありません(12月23日は平日となり、新天皇誕生日は即位より前の2月23日だから)。また新天皇誕生日の2月23日が満月になるのは2081年ですから、60年以上先の話なので、再度元号が変わっているかも知れません。今日の満月は大変おめでたいと思うのです。
【参考:明治以降の天皇陛下において即位中に誕生日満月となったケース】
- 明治天皇:1884年11月3日、1895年11月3日
- 大正天皇:なし
- 昭和天皇:1934年4月29日、1953年4月29日
- 平成天皇:1999年12月23日、2018年12月23日
※自作プログラムによる計算値です。誕生日はグレゴリオ暦表記によります。
参考:
アーカイブ:誕生日満月の一覧
アーカイブ:月の形(黄経差180度以上、216度未満)