冬みたいな明け方の空で彗星と惑星を眺める
2015-09-30


禺画像] 日付をまたいで雲の多い夜でしたが、明け方3時半を過ぎた頃から急速に晴れました。星は瞬いてシンチレーションが悪いものの透明度は冬並みに良かったので、薄明までのわずかな時間になんとかパンスターズ彗星(C/2014S2)を撮ってみました。

大増光してるというパンスターズ彗星ですが、確かに今月24日の撮影より明らかに明るいです。(機材や露出などは全く同じです。)まだ満月近い月明かりがある空で、なんとまあ尾がしっかり伸びています。核も明るくなってますね。今日は北極星まで4°あまり。あと6日で北極星のすぐ側に到達です。

禺画像]
アパート前の空き地から薄明の東空に昇っている三惑星が良く見えました。火星と並んでしし座のレグルスも見えます。10月後半から11月にかけて相互に接近し合う惑星たち。肉眼でも十分楽しめるのでとても待ち遠しいですね。金星の拡大撮影も試みたのですが、あまりに大気の揺れがひどく、何を撮ったのか分からないような画質でした。

気温がとても低くて本当に冬がやって来たような明け方。いつもは屋外に出すと30分でビショビショになる機材もあまり濡れてません。北海道の大雪山系ではもう二日前から雪が降っているそうですね。

参考:
2015年10月-11月明け方の惑星接近に関係する記事(ブログ内)
アーカイブ:多天体の接近現象(3天体以上の会合の日付)
アーカイブ:天体の接近現象(2天体会合の日時・離角)

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