アーカイブ:静止気象衛星による日食月影の可視範囲
1970-04-10


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静止衛星として活動している各国の気象衛星のうち4基について、2015年以降の日食による月影が撮影範囲であるかどうかを作図しました。皆既日食と金環日食を対象としてますが、食分の深い部分日食などもたまに加えています。衛星は赤道上空の基本位置にいるものとし、全球画像(Full Disk)をLRIT/HRITフォーマットで使われる「Normalized Geostationary Projection」に準じた投影形式で記録されることを想定しています。

衛星によっては解像度が悪化する地球最外周をカットしていることがあります。また他機バックアップや運用機の世代交代などで経度をずらして観測したり、太陽の影響で撮影を休止していることもあります。従って必ずシミュレーション通りに写る保証はありません。あくまでモデル計算の例としてご覧ください。

禺画像]
作図中、紫線は中心食帯で、北限・中心線・南限の三本で構成されます。紫線が描かれていない場合は部分日食です。またオレンジ線は初虧線・復円線・部分食の北限・南限などで構成され、オレンジ線の内部では太陽がわずかでも欠けて見える時間があることを意味します。古い言い回しで最近は使われませんが、右図のような意味を持つ名称が付いていますので心に留めておきましょう。なお全ての日食に全ての線が描かれるわけではなく、特に両極付近で起こる日食ではイレギュラーな曲線構成になります。

日付
UT
Himawari-8
(東経140.7°赤道上空)
Goes-15
(西経135°赤道上空)
Meteosat-10
(東経0°赤道上空)
Insat-3D
(東経82°赤道上空)
2015
Sep
13
禺画像] 禺画像] 禺画像] 禺画像]
2016
Mar
9
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参考記事
禺画像] 禺画像] 禺画像]
2016
Sep
1
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2017
Feb
26
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日付
UT
Himawari-8
(東経140.7°赤道上空)
Goes-15
(西経135°赤道上空)
Meteosat-10
(東経0°赤道上空)
Insat-3D
(東経82°赤道上空)
2017
Aug
21
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