今日の太陽と、月が朝も夕も見える日
2024-08-04


禺画像] 昨夜は時々雲が通過し透明度も落ちていたものの、概ね晴れました。色々見たかったけれど今朝方の水平月に絞って準備したところ、直前になって全天が曇ってしまう結果に…。日の出後まで粘ったけれどダメでした。その後1時間も経つと雲ひとつない青空となってしまい呆然。なんとアンラッキーなことか…。でもまぁ、次のチャンスを楽しみに待つとしましょう。

禺画像]
左は12:50前の太陽。右下リムに大きなプロミネンスが出ていました。左下にも地(?)を這うようなダークフィラメント。そして左端やや下から新たな黒点の登場です。この角度ではっきり見えるから、かなり大きいようです。今日昼時点でまだ採番されていませんが、13779になるのかな?ニヤリーXクラスのフレアも続いています。

気象庁アメダス速報値の本日0時から15時までの集計による夏日地点数は833、真夏日地点数は735、猛暑日地点数は297、酷暑日地点数は0、国内最高気温は群馬県桐生ポイントの39.2度。

【余談】

今日は朝も夕も月が見える日です。新月の日だから…ではなく、月が太陽の北側を通っているから、という理由が一番大きいでしょう。下図はStellariumによるシミュレーションで、本日の日の出直前と日の入り直後の太陽と月の位置関係。観察場所は日本経緯度原点の設定で、朝は4:45、夕は18:45です。どちらも月が地平より高いですね。

禺画像] 以前に金星で同様の話を取り上げました(→2017年3月23日記事、および、2022年1月7日記事を参照)。原理としては全く同じです。面白いことに今月の新月瞬時は本日20:13ごろですから、下B図はまだ新月になってないにも関わらず月が夕空に顔を出してしまってるんです。不思議な日もあるのですね。太陽に対して北に離れた今年6月から8月ごろは毎回同様の状態でした(左図参照)。両方見てみたいと思いませんか?

  • 禺画像]
    A.今日の日の出直前・東天
  • 禺画像]
    B.今日の日の入り直後・西天



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