禺画像] 山形県の板垣公一さんが8日4:30過ぎ、おおぐま座のNGC3893に17.2等の超新星候補天体を発見したとのこと。久しぶりですね。
当地・茨城は数日間お天気がぐずついていたためすぐ撮影できませんでしたが、昨夜から今朝にかけて雲ありの星空が続いてくれたので、明け方近くに撮影できました。少し暗くなっているようです。低空の上に暗いためなかなか観測も難しいでしょうが、なんとか確定して欲しいものです。
せっかく晴れ間があったので、夜半ごろに木星、明け方には細くなった月を観察・撮影(下A・B画像)。シーイングが3/10以下で、像を見ていると軽く酔えるレベル。どうやっても解像度は高くなりませんでした。木星のそばに輝くのはイオ。大きいですね。また月は11日5:10頃の撮影で、太陽黄経差は約316.74°、撮影高度は約34.58°、月齢は25.77。画像上方向が月の北極方向です。太陽が月の西(画像左)よりも南側から照らしている様子が分かります。
アリスタルコスやマリウス周囲の凹凸がはっきりしていて楽しいですね。リュンカー山も見えます。南極側が見やすい秤動で、巨大なバイイが全容を現していました。ビルギウスのXが黒Xとしてはっきり見えています。もっと解像していたら更に楽しめるのですが、夜明けギリギリまで粘って高度を稼いだものの、雲が出てきてしまいました。そばに金星やレグルスが一緒に輝き、雲越しでも美しい光景でした。