木星・土星・水星・富士山、夢の共演
2021-01-10


禺画像] 我が家の近くにある陸橋から遠くの富士山を拝むことができます。ゴミゴミした街の前景越しではあるけれど、病気のため大幅な移動制限がある私が自力で行ける、大切な“一番高い場所”なのです。

ちょうど今夕に「木星・土星・水星」の相互接近がありました。この陸橋はまさに1月8日&9日がダイヤ富士ポイントに当たり、また今夕は太陽赤緯と水星赤緯がほぼ一緒、つまり沈む場所がだいたい同じになります。これらの偶然が絡み合い、「日没後、富士山シルエットの上空で三惑星が出逢う」という奇跡の光景が生まれました。

実は数日前から狙っていたのですが、ここ一週間ほどずっと夕方に曇ってしまう天気パターンが続いてしまい、結局ぶっつけ本番になってしまいました。でも最後の最後にこれほど見事な快晴で本当に嬉しい。私は日没後に現場到着しましたが、先にいらっしゃった散歩のおじさんから「富士に沈む夕日がきれいだったよ」と教えてもらいました。

大きめの画像を掲載しましたから、惑星たちを探してください。一番明るいのが木星、次が水星、一番暗いのが土星です。先月超接近を果たし終えた木星と土星ですが、まだ2.2°しか離れていません。このまま立て続けに合を迎え、明け方に回ってもしばらく一緒に輝きます。いっぽうの水星もすぐUターンし、2月8日に内合、2月下旬に夜明けの低空で再び今日のトリオが会合します。空の上の密は大歓迎ですね。

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