禺画像] 昨夜は晴れていましたが関東の南側で今日明け方に雲が出てしまい、午前中は日差しが少なかったです。初日の出が地平線/水平線から昇るシーンが見えた方は少なかったことでしょう。昼を過ぎると急速に晴れ渡りました。せっかくの元日ですから、望遠鏡を移動して太陽を観察しました。
左は13:30頃の太陽。活動領域12753は右リムに近づきつつありますが、なんと嬉しいことに!同じくらいの南緯、左リム近くに明るい新たな領域が見えてきました。SDOの可視画像では小さな黒点が確認できますから、近く活動領域として採番されることでしょう。
プロミネンスは右端少し上と左上リムにヒゲ状のものが薄く見えます。また左下リムにも小さく明るいプロミネンスが出ていますね。
ところで、
昨日の太陽観察記事に「2020年初日の出時刻マップ」を掲載しましたが、では
元日の日の入りは全国でどのような時刻分布になるか思い描けますか?
禺画像] “初日の入り”に関する地図は見たことがないと思いますから、「2020年初日の入り時刻マップ」なるものを自作プログラムで計算し、作図してみました(左図)。いかがですか、みなさんの想像に合っていましたか?「この季節は真西ではなく南西に太陽が沈む」ことを知っていると、同時刻ラインが南西向きに並ぶ意味が分かってくるのではないでしょうか。
お正月の太陽が知床岬で没してから与那国島で没するまでに、約2時間半もかかるのですね。当サイトのアーカイブのなかに
「地図で見る日出没の季節変化」もあります。日出没同時ラインは季節によって大きく変化しますから、参考にしてください。
参考:
2021年初日の出/初日の入りマップ(世界版)(2020/12/31)