台風になるかも知れない熱帯低気圧が発生
2019-11-19


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禺画像] 大陸からの冷たい風が日本海に筋状の雲を作り、済州島の風下にカルマン渦を作る季節になりましたが、南の海ではまだまだ台風活動が活発です。

フィリピン北部を襲っている台風26号とは別に、東海上から接近していた低気圧が昨日18日9:00に熱帯低気圧へ変わりました。そして本日9:00、気象庁から「台風に変わるかも知れない」との報道がありました。

左は本日12:00の気象衛星ひまわり画像(画像元:RAMMB/画像処理・地図等は筆者)。ナチュラルカラー処理のため、水色の雲は活発に上昇した氷粒状態、白やグレイの雲は低層の水粒状態を表します。赤点線円は台風26号中心、オレンジ点線円は間もなく台風になるであろう熱帯低気圧中心の、それぞれ直径1000km円を表しています。

まだ長期の進路が発表になっていませんが、熱帯低気圧が26号にかなり接近していますので、相互作用が進路にどんな影響を及ぼすか分かりませんね。今は西進していますが、26号の後を追う様に北寄りへ変化することが考えられるでしょう。現在26号から伸びる雲が南西諸島近海へ雨を降らせています。日を置かずこの熱帯低気圧の影響も出てくると思われます。お近くの方、お気を付けください。台風に関しては、もはや「オフシーズン」という言葉を忘れたほうが良いのかも知れません。


【追記】この熱帯低気圧は20日9:00に台風27号になりました。(→関連記事

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