久々の快星のなか四彗星を観察
2019-03-25


禺画像] 昨夜から今朝にかけ安定した星空が続きました。夜半まで時折強めの風が残り、また下弦前の月があったものの、せっかくの晴れ間なので彗星を四つ観察。撮影順に、岩本彗星(C/2018Y1)、ウィルタネン周期彗星(46P)、紫金山第2彗星(60P)、ウェスト・ハートレー周期彗星(123P)です。

少し前まで明るい姿を楽しめた岩本彗星でしたが、日没後すぐ西に傾くようになりました。21時台前半に撮影完了しないと私の庭から見えなくなります。カメラのモニター上でも存在が分からなくなってきたため、ファインディングに手間取りました。西空の光害に埋もれそうでしたが、なんとか拾い上げたのが左上画像。暗くなりましたが、緑色のコマは健在で安心しました。同じく昨年暮れから今年始めに明るくなったウィルタネン周期彗星ももう11等まで暗くなりました。昨夜は月で背景の明るさが嵩上げされていたため、彗星がいるのかいないのか分からないようなボンヤリした姿です(下A画像)。でもなんとなくコマの広がりを感じますね。長い尾を伸ばしている紫金山第2彗星(下B画像)と、短い尾のウェスト・ハートレー周期彗星(下C画像)も、さすがに月明かりでははっきりしませんでした。

時々望遠鏡が揺さぶられるほどの風、光害や月明かりの悪条件…、それでも健気に光っている彗星たちを見ていると、なんだか嬉しくなります。



参考:
岩本彗星(C/2018Y1)に関係する記事(ブログ内)
ウィルタネン周期彗星(46P)に関係する記事(ブログ内)

[彗星・流星]

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