台風21号が真上を通過
2017-10-23


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禺画像] 台風21号は「超大型」を維持したまま、本日午前3時ごろ静岡県に上陸、そのまま関東を横切って8時前に茨城県から太平洋へ抜けました。12時現在、勢力を落としつつ北海道南東の海上を進んでいます。左は本日9時の衛星画像(画像元:RAMMB/画像処理・地図・経緯線等は筆者)。(追記:台風21号は本日15時に温帯低気圧となりました。)

我が家は茨城県南にありますが、雨は接近前の昨日午後から夜半のほうに集中し、台風の大きさを実感しました。右下図は気象庁サイトからの引用で、23日6時の予報図。狙ったかのように北海道から九州まですっぽり強風域に覆われていますね。

禺画像]
右図のころ台風中心が当地の真上にいたことになります。台風中心が近所を通ったのは昨年2016年9号(8月22日通過)以来で、二年連続となりました。県内の小中学校などは先週金曜夕方の時点で休校を決めたところが幾つもあったようです。

今朝方に度々屋外を確認しましたが、強まる風に反して雨はほとんど降りませんでした。また台風は弱まりつつあったので、中心が上空にあった6時頃でも「台風の目の晴れ間」は体験できませんでした。(台風の目は22日正午以降、雲で埋まっていました。)驚いたのは気温の上昇。夜半過ぎから暖かく感じたのですが、明け方に突然アブラゼミが鳴き出したのです。10月もあと1週間で終わるのに、ですよ…。その後台風中心が過ぎる頃から急に気温が下がってしまい、小雨も降ってきたためセミの声は聞こえなくなりました。

本日正午時点までの気象庁速報値を元に、台風21号の「中心気圧」「最大風速」「強風域直径」それぞれの変化をグラフにしました。また22日14時から23日8時まで2時間おきの降水ナウキャストを引用しておきます。今回の台風で実感したのは、「台風進行の右側で風雨が強い」という一般知識が見事にひっくり返されたことです。(風雨の被害が大きかったのは進行左側の中部や近畿以西に集中しましたね。)今回のように暴風域が日本をまたいでしまう様な場合、元々横幅の狭い日本で右だ左だと優劣を競うのは意味が無いということでしょう。

なお、上の衛星画像右下に雲が多いですが、ここには既に次の台風候補となる熱帯低気圧が気象庁から発表(本日3時に第一報)されています。ご用心を。






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