禺画像] そろそろ夜明けに金星と土星が見えているはずですが、我が家からは周囲の建物が邪魔で見えません。そこで今朝は見晴らしの良いところまで歩いて行くことにしました。
途中の運動公園は芝生が霜でまっ白、あちこちに霜柱もありました。半身麻痺を抱える我が身では機材を抱えて歩くだけでもバランスがすこぶる悪く、霜の上はますます慎重に歩かなくてはなりませんでした。
6時前。透明で美しい薄明の空に、ギラギラ輝く金星とさそり座の頭部が見えます。土星はアンタレスより少し高い位置に見えました。今朝の金星と土星の離角は約12.5°。こんなに離れているのに、あと十日あまりで超接近するのが信じられませんね(
→超接近の記事はこちら)。
この1.5時間ほど前には、うしかい座のアルクトゥルスに近づくカタリナ彗星(C/2013US10)を観察できました。下画像の左二つは85mm+APS-Cとその白黒反転(画角はおよそ15°×10°・上が天の北方向)、右二つは180mm+APS-Cとその白黒反転(画角はおよそ7°×5°・上が天頂方向)です。またアルクトゥルスと彗星の離角は約5.8°でした。
月齢17過ぎの月明かりがありましたが、
12月27日の撮影よりもかなり尾が写りました。85mmのほうの白黒反転画像を見ると、極めて淡いけれどイオンテイルはいまだに4°から5°近くの長さを保っているように見えます。180mm画像ではイオンテイルが上辺に届いてます。各画像中の一番明るい星が「麦星」の名で親しまれるアルクトゥルス。こちらもあと三日でカタリナ彗星が大接近するなんて信じられない…。静かに感じる宇宙も躍動してるんですね。
参考:
カタリナ彗星(C/2013US10)に関係する記事(ブログ内)