禺画像] カタリナ彗星を観察するため毎朝のように起きていますが、もちろんそれ以外の星々の変化にも目が行きます。だんだん低くなる金星、夜明けに南中する木星、低空に見えてきたこと座やさそり座…。中でもだんとつ美しいのが、左画像の火星(オレンジの輝星)とおとめ座のスピカ(水色の輝星)。
色合いが分かるようディフューズフィルターを付けて撮りました。この画像は上が天頂方向ですが、赤道座標換算では両星が南北に並んでいます。色合いは全く違うのに明るさが揃っていて、実に素晴らしい眺めでした。最接近は24日とのこと。年末くらいまでは並んで見えますのでぜひご覧ください。
カタリナ彗星(C/2013US10)ですが、今朝方は空全体が白っぽくて透明度が芳しくなく、尾があまり写りませんでした。下画像はここ1週間の機材と同じで、画角はだいたい横7°×縦5°、上方向が天の北、彗星の動きに合わせた合成処理、右は左の白黒反転です。右上に向かうイオンテイルはなんとなく3°くらいまで分かります。その先、画像右上までつながっている気はするのですが、確信が持てません。そろそろ月明かりの影響が出るので、しばらく尾の伸びを撮ることは難しくなります。
参考:
カタリナ彗星(C/2013US10)に関係する記事(ブログ内)