禺画像] 今日8月15日早朝に台風15号・16号が同時発生しました。左画像は今朝9:00の気象衛星画像(画像元:NICTサイエンスクラウド)から見た日本周囲の様子です。南東の太平洋上にふたつ台風が見えますね。東のほうにも大きな渦がありますが、これは台風14号から変わった温帯低気圧で、日本から遠ざかりつつあります。
【同時発生した台風・1981-2014年調べ】
年 |
台風1 |
台風2 |
発生日時(JST) |
1984年 |
04号 |
05号 |
1984/07/08 9:00 |
1984年 |
09号 |
10号 |
1984/08/16 9:00 |
1984年 |
18号 |
19号 |
1984/10/11 15:00 |
1987年 |
13号 |
14号 |
1987/09/05 15:00 |
1988年 |
11号 |
12号 |
1988/08/15 3:00 |
1988年 |
14号 |
15号 |
1988/08/29 15:00 |
1995年 |
08号 |
09号 |
1995/08/26 15:00 |
1996年 |
11号 |
12号 |
1996/08/06 3:00 |
2002年 |
05号 |
06号 |
2002/06/29 9:00 |
2007年 |
16号 |
17号 |
2007/10/05 9:00 |
この台風、昨日朝に見たときはまだ熱帯低気圧でした。雲の渦は弱く、いずれ台風になりそうでしたがもう少し時間がかかると思っていたので、かなり早い印象です。それにしても時刻まで同時なんてビックリです。台風かどうかは人が線引きをして勝手に決めていることなのですが、自然的な力が同時に作用したのではと勘ぐってしまいます。
台風が同時に発生するのはどれくらいの頻度なのでしょうか。1981年から2014年までの全ての台風について調べた結果が右の表です。三十数年で10回、しかも偏りがありすぎますね。まぁ同時と言うことが科学的に重要な意味合いを持つものではないので、むしろ「台風発生が多い」「何らかの原因で偏る」といったことの解明のほうが大切でしょう。
参考:
2015年・台風関連の記事(ブログ内)