夕方の美しいハロと不思議な雲
2015-06-11


禺画像] 15時過ぎのこと。日差しが暑い中を病院に歩いて向かう途中、頭上のきれいなハロに気付きました。よかった、今日はカメラ持ってる…そう思いながら何枚かパチリ。

見ると、最近頻発してる内暈とは様子が違います。太陽の真上に測って22度の内暈の位置ですが、左右に離れるほど太陽から離れていました。つまり横長の楕円です。これは内暈ではなく、外接ハロ(上部タンジェントアーク)ですね。このときの太陽高度は45度弱なので、今年5月22日15時少し前の状況とほぼ同じです。

禺画像]
数分見ていると、最初薄かった内暈も見え出しました。美しい虹色が二重になっていますね。右の強調画像でそれぞれのハロの曲率がしっかり違うと分かるでしょう。下半分は全く見えませんでしたが、運が良ければ両方のハロが一周見えます。また外接ハロは太陽の高度が下がると上下に分離(上部/下部タンジェントアーク)して、複雑な形状に変化しますよ。(→2014年10月10日上部タンジェントアークの例。)

その後病院の建物に入ってしまったので顛末が分かりませんが、このとき既に急速に曇ってきていました。17時過ぎ帰路についたころは雲だらけで何も見えませんでした。

その後18時半過ぎに西空を見るとまた青空がちょっと見えました。なんだか不思議な雲が出ています(左下画像)。西から東へ伸びていたのですが、筋状の構造が入り組んでいます。カーラーで巻いた長い髪のように、筒状になって渦を巻いているのかもと感じました。雲全体はゆっくりと北へ向かっていました。

禺画像] で、思ったんです!この雲はローリングしていたんじゃないかと。目で追っただけの観察なので不確かですが…。ちょうど綿飴を作るとき割り箸を芯に糸状の砂糖を絡め取るように、(空には芯が無いけれど)

禺画像]
大きな空気の渦が回転しながら水蒸気を雲に仕立て、筒を作っていたのかも知れません。

タイムラプス動画にするんだったと後悔…。雲は立体的・動的に観察すると本当に面白いですね。


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