今日の月と明け方の土星の衛星
2015-02-14


禺画像] 昨夕から曇り空で、気になるラブジョイ彗星は確認できませんでしたが、幸い夜半からは良く晴れました。でも一晩中とても強い風が吹いて観測に支障が出る状態です。何にもしないのも惜しいので、明け方の月を撮ってみました。太陽黄経差290.40度、高度は32度弱です。あまり良い画質ではないですが、アーカイブに無い月相なので入れておきましょう。

昨日の明け方は月と土星がとても接近していました。2015年の天体の接近現象一覧によると昨日昼間10時過ぎに最も近づいたようです。今朝は少し離れていました。このところ木星の衛星食が話題ですが、ふと土星の衛星はどこまで写せるだろうかと、月を映した望遠鏡をそのまま土星に向けてみました。結果は下の通り。(真ん中の「キラーン!」は土星本体です。)

禺画像]
木星の衛星よりずっと暗くて難しいですが、小型望遠鏡でも主要な衛星は感度を上げれば数秒以内で写ります。土星の輝きに埋もれてしまってますが、露出を切り詰めれば光芒の中にも衛星がいくつか確認できるでしょう。もう少し気流が落ち着く時期に大写しで試してみましょう。参考までに画像内で確認できる最も暗い恒星は15.5等星でした。(※右画像は2018/4/23画像処理をし直して再掲載。)


参考:
アーカイブ:月の形(黄経差288度以上、324度未満)
アーカイブ:天体の接近現象一覧
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[惑星・準惑星]

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