自分なりに極力「意図した着色」を排除した方法で処理した10月8日の月食画像が右のもの(皆既終了直後)です。RAW画像8枚連射から平均化して仕上げました。世に出回っている多くの月食画像より色彩がとぼしいですね。でも、自分が眼視で観察して脳内に記憶された色と案外合っています。もちろん記憶に合わせるよう作ったのでなく、処理は機械的にやりました。
禺画像] この画像を70%色彩強調すると……左のようになりました。これなら処理の全過程を理解しているので、「何らかの自然的(あるいは機材的)な理由で、左上欠け際の周囲に青や緑の要素があるかも知れない」という検討の材料になるだろうとは思います。画像を見る限り、ブルーではなくターコイズのほうが近いでしょうか。いずれにしてももっと突っ込んだ解析が必要です。
別にアマチュアなんだからそこまでしなくても、といえばそれまでのこと。ただ、自分は「本当は何色なんだろう?それはどういう理由なの?」ということを知りたいので、この「ターコイズフリンジ」のような場合は特に自分の好みで事実をねじ曲げないよう、色の管理をしっかり考えます。(もちろん、できる範囲で。)でないと、出てきた色がどんなに芸術的に美しくても、科学的な意味はありません。デジタルっていくらでも着色できてしまうんですから。青緑光の要素が混じるらしい理由の考察についてはまたあらためて考えて記事にしたいなって思います。
(※毎回こんな考えで画像を扱っているわけではありません。意図して色を変えるのはしょっちゅうやっています。私はどちらかというと芸術家肌…笑)