昼間の青空でも探すことができる金星。でも初めての方はいつ、どこを探せば良いか分からないでしょう。そんなとき役に立つのが、金星より大きくて見つけやい月。月が金星に近いとき探せば見つけやすさは格段に上がります。このアーカイブは月と金星が接近する日と、その時の「太陽・月・金星」の位置関係を計算したデータ集です。下記の概要を良く読んでご利用ください。(※このアーカイブは2025.07.20に全面リニューアルしました。)
《アーカイブ「昼間に月と金星が近い日」の概要》
禺画像] 「宵の明星」や「明けの明星」の名で知られる金星は全天の中で太陽、月に次いで明るく見える天体です。ごく稀に金星より明るい流星や人工衛星のフラッシュ現象(太陽の反射による短時間の大増光)が見えるもありますが、「金星より明るい」と表現されることは、誰もが「いつ見ても明るい」「他に比較できる天体がない」と認めている証拠ですね。
金星が太陽から離れている時期は昼間の空でも肉眼で見つけることができます。ただ、何のアシストもなく目印が全く無い青空から見つけ出すことはかなり熟練が必要です。そこで、どうしても見たければ「目印」代わりの観察道具を作るか、または天然の目印を利用することをお勧めします。ここでは天然の目印として「昼間の白い月」を使ってみましょう。実は金星より昼間の月のほうが表面輝度は暗いのですが、大きさがあるから目に留まりやすいのです。
初めての方は「いつ月と金星が近いの?」「月を見つけたあとどうやって金星を探すの?」と、他にも高いハードルがいくつかあります。そこでこのアーカイブでは「昼間に月と金星が近い日」をリストアップし、更に月のどちら側にどれくらい離れて金星が光っているか、という計算結果をまとめてあります。探したい日を見つけ、データを書き写したら、次のようにしてみましょう。
- まず金星の方向角と象限(北東・北西・南東・南西)から、月のどちら側に金星がいるか把握します。ここでの北東・北西・南東・南西は、見た目通りに左上・右上・左下・右下と読み替えても差し支えありません。
- 同時に月〓金星離角を調べ、月からの離角(角距離)を把握します。手描きで十分ですからご自身で図を描くことをお勧めします。
- 月および鉛直線(上が天頂)を基準に、把握した通りの方向と距離に目を移動します→金星発見!このとき視野角が分かっている小型双眼鏡を使うと便利です。