夕空で月と火星が接近
2017-03-30


禺画像] 今日は昼過ぎから薄雲が張り出しました。4月1日頃にかけて天気が悪くなるようなので、そろそろ影響が出てきたかも知れません。

夕方まで晴れたり曇ったりの繰り返しでしたが、薄暮の頃に薄雲越しの三日月が見えたので撮ってみました(左)。昨日は水星と並んでいましたが、今日は火星とツーショット。昨日の画像と同じ機材なので、離角がほぼ同じ程度(7°前後)だったことが分かりますね。撮影時刻が昨日より15分遅いのですが、これだけでも背景の明るさや星の数が全く違うことが見て取れるでしょう。薄明薄暮の時間帯は1分の差が写りに大きく影響します。

夕空の水星は4月下旬に見えなくなってしまいますが、火星はあと2ヶ月ほどがんばってくれるため、約1ヶ月後の4月28日にまた月との接近を観察できます。このときは周囲にヒアデス星団やプレアデス星団もあって、時間帯を上手に選べば豪華な眺めを楽しめるでしょう。今期の夕空ではこれが「月・火星ペア」の見納めでしょう。(※火星の合は7月下旬です。合までの期間は夕空で何度か月と接近しますが、超低空+太陽に近い+月が細すぎる等の理由で観察は難しいでしょう。)

参考:
アーカイブ:天体の接近現象一覧

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